帰宅後twitterを覗くとどうやら高校生クイズが放送中だったのでテレビをつけると決勝戦でした。
 
勝戦なのは良かったんですが、何故かフリップを持ってる両校のメンバー。
まさかの筆記でした……。
 
高校生クイズが年々僕の好きだった高校生クイズとは離れていってる感じでしたが、ここにきて決定打でした。
『知力、体力、時の運』というもので、時には知力の差を体力にて機転を利かせて戦い、また運によっても左右されるのが高校生クイズだった筈。
なのになんで筆記なんてやってるの!
しかも決勝戦とか早押しと相場が決まってるでしょ!
 
問題も大学で専攻してないと分からない様な用語ばかりが答えの問題ばかりで、見てる側として何が面白いのかよくわかりませんでした。
「それもうクイズじゃないだろ」
という感覚を終始受けまして、もう5分ほど見て色々萎えてしまいテレビを静かに消す僕でした。
 
勝戦で確かに運とか体力とかで決まる試合をするのは全く無意味だとは思うんですが、こう『知力』にレシオを持たせまくる最近の高校生クイズのスタンスは、なんだか合点がいきません。
 
と思って色々調べたら、最近はどうやら『知力・学力』がスタンスなんですねこの番組。
ならもう『クイズ』ってタイトルにつけなければいいのになぁ。
『クイズ』というものに僕は『遊び』のニュアンスがあると思ってます。
つまり一種の遊戯、バラエティです。
その『遊び』に対し真摯に取り組み、時に悩みまた時に閃く様こそクイズの肝であり、楽しむべき点なのでは無いかなーと。
今回の決勝戦とか問う内容があまりにもニッチでしかも深すぎるので、
「どちらの高校生が知ってるのかなー、やはり東大進学率トップのこちらは知ってる知識なのかなー」
で見てる側として終わりじゃないですか。
二分の一、ギャンブルにもなりません。
せめて早押しという要素を含んでいれば、重なるチームメンバーの手の平、これこそガチンコって感じになったのに。
一喜一憂の要素がまるで無いのは、高校生クイズというかそもそもテレビ番組として駄目な気がします。
 
一昔前では、フィンガーボウルの使い方に悩む高校生の姿を見て、それで僕もテーブルマナー等を学んだものです。
(まぁ使う機会に出会ったことが無いですが)
視聴者側も共に知識を蓄えられるクイズ番組作りを望みたいです。
 
こうぼやくなんて、僕も歳を取ったもんだ……。